Phantasy Star Online ―― 太古からの解析者 (0.000002%の憂鬱)
2010/07/04(日) 00:00 ―― 情報元:PSOの解析神

 近ごろ情報誌などメディアを通じて、超進化を遂げた『Phantasy Star Portable 2(PSP2)』の 開発資料が公開され、そのメカニズムが続々解明されていることは周知のとおり。 このような時流を汲んで、生涯PSOでは『Phantasy Star Online(PC)』のメカニズムにもフォーカス。

 下記のデータは、2001年発売された『PSO(PC)』の解析資料。かつて解析神と称賛された 有志が『PSO(PC)』及び『PSO(GC)』を解析したうえ、 自身のサイトで公開なされていたもの。サイトこそ閉鎖されてしまったものの、 解析資料を余さずまとめた『お持ち帰りパック(zip)』も配布なされていたため、 生涯PSOはこちらをゲット。解析神に敬意を払いつつ、 時の彼方へと埋もれてしまった『PSO(PC)』のメカニズムを ひも解いて参ります (’-’+


――― [ PCPSO : アイテムドロップのメカニズム ]
└──[基礎知識]──→ エネミードロップ (敵のドロップテーブル)
それぞれのエネミーに『ドロップテーブル』というものが設定されており、
下記の『A』および『B』といった各要素が絡み合うことで、
敵1種につき、40パターンものアイテムをドロップする仕組みとなっている。

[ ドロップテーブルの構成 ・・・ 敵の場合 ]
A ・・・ セクションID (全10色のカラーテーブル)
B ・・・ ゲームモード (全4種の難易度テーブル)
(A:10) × (B:4) = 40パターンのドロップアイテム

ドロップテーブル □□□
※これらは『ナノノドラゴ』のエネミードロップ
難易度 (N) 難易度 (H) 難易度 (VH) 難易度 (ULT)
VIRIDIA −−− Sパーツver1.16 コンバットギア SH2
GREENILE −−− Sパーツver1.16 シークレットギア SH2
SKYLY −−− Sパーツver1.16 シークレットギア SH2
BLUEFULL −−− Sパーツver1.16 インビジブルガード SH2
PURPLENUM −−− Sパーツver1.16 インビジブルガード SH2
PINKAL −−− Dパーツver1.01 セイクリッドガード 68000
REDRIA −−− Dパーツver1.01 セイクリッドガード 68000
ORAN −−− Dパーツver1.01 カスタムバリアver.00 68000
YELLOWBOZE −−− Dパーツver1.01 カスタムバリアver.00 68000
WHITILL −−− Dパーツver1.01 コンバットギア 68000


└──[基礎知識]──→ エネミードロップ (抽選は二段構え)
エネミーを倒したのち、ドロップが確定するまでのプロセスは下記のとおり。
レアアイテムの抽選は『二段構え』となっており、
複数回の抽選に打ち勝たなければ『スペシャルウェポン』は得られない。

[ アイテムドロップのプロセス ・・・ 敵の場合 ]
01 ・・・ エネミーを倒すと、アイテムドロップの抽選がスタート
02 ・・・ 1次抽選として、アイテムを落とすか否か判定 (外れると何も出ない)
03 ・・・ 1次抽選に当選した場合のみ、2次抽選が開始される
04 ・・・ 2次抽選として、レアを落とすか否か判定 (外れるとメセタなどが)
05 ・・・ 2次抽選に当選した場合のみ、めでたくレアがドロップされる

抽選の一例 □□□
※ 二段階抽選のため、体感的なドロップ率はさらに低い
難易度 (N) 難易度 (H) 難易度 (VH) 難易度 (ULT)
ブーマ
(バートル)
−−− (28%)

(0.012207%)

アダマンの杖
(30%)

(0.000002%)

アギト
1975 ドウセツ
(30%)

(0.001144%)

オパオパの心


└──[基礎知識]──→ オブジェクトドロップ (箱のドロップテーブル)
各エリアのコンテナに『ドロップテーブル』というものが設定されており、
下記の『A/B/C』といった各要素が絡み合うことで、
各エリアにつき、120パターンものアイテムをドロップする仕組みとなっている。

[ ドロップテーブルの構成 ・・・ 箱の場合 ]
A ・・・ セクションID (全10色のカラーテーブル)
B ・・・ ゲームモード (全4種の難易度テーブル)
C ・・・ 抽選枠 (全3枠の抽選テーブル)
(A:10) × (B:4) × (C:3) = 120パターンのドロップアイテム

ドロップテーブル □□□
※ これらは『坑道(エリア2)』のオブジェクトドロップ
難易度 (N) 難易度 (H) 難易度 (VH) 難易度 (ULT)
VIRIDIA 抽選 1 −−− マグ ファイナルインパクト ラブハート
抽選 2 マグ −−− −−− マジカルピース
抽選 3 −−− −−− −−− エリュシオン
GREEN
ILE
抽選 1 −−− マグ ジャスティ−23ST ラブハート
抽選 2 マグ −−− −−− マジカルピース
抽選 3 −−− −−− −−− エリュシオン
SKYLY 抽選 1 −−− マグ ドラゴンスレイヤー ラブハート
抽選 2 マグ −−− −−− マジカルピース
抽選 3 −−− −−− −−− −−−
BLUE
FULL
抽選 1 −−− マグ ガエボルグ ラブハート
抽選 2 マグ −−− −−− マジカルピース
抽選 3 −−− −−− −−− −−−
PURPLE
NUM
抽選 1 −−− マグ L&K14コンバット ラブハート
抽選 2 マグ −−− −−− マジカルピース
抽選 3 −−− −−− −−− エリュシオン
PINKAL 抽選 1 −−− マグ 雷杖「インドラ」 スモーキングプレート
抽選 2 マグ −−− −−− マジカルピース
抽選 3 −−− −−− −−− −−−
REDRIA 抽選 1 −−− マグ フォースフィールド ラブハート
抽選 2 マグ −−− −−− マジカルピース
抽選 3 −−− −−− −−− エリュシオン
ORAN 抽選 1 −−− マグ クロススケア スモーキングプレート
抽選 2 マグ −−− −−− マジカルピース
抽選 3 −−− −−− −−− −−−
YELLOW
BOZE
抽選 1 −−− マグ ラコニウムの杖 スモーキングプレート
抽選 2 マグ −−− −−− マジカルピース
抽選 3 −−− −−− −−− −−−
WHITILL 抽選 1 −−− マグ 勇者のディスカ スモーキングプレート
抽選 2 マグ −−− −−− マジカルピース
抽選 3 −−− −−− −−− エリュシオン


└──[基礎知識]──→ オブジェクトドロップ (抽選は三段構え)
コンテナを壊したのち、ドロップが確定するまでのプロセスは下記のとおり。
レアアイテムの抽選は『三段構え』となっており、
何らかのアイテムを引き当てると、以降の処理はスキップされる。
いわゆる『空箱(スカ)』の抽選は、プロセスの最終段階として判定されるため、
エネミードロップとは異なり、レアアイテムの抽選は必ず行われる。
なお、コンテナからのみゲットできる『箱レア(ラブハートなど)』も存在するため、
コンテナをスルーしつつ高速周回すると泣きを見るので御注意を。

[ アイテムドロップのプロセス ・・・ 箱の場合 ]
01 ・・・ コンテナを壊すと、アイテムドロップの抽選がスタート
02 ・・・ 1次抽選として、抽選枠のうち『抽選1』のレアを落とすか否か判定
03 ・・・ 1次抽選に外れた場合のみ、2次抽選が開始される
04 ・・・ 2次抽選として、抽選枠のうち『抽選2』のレアを落とすか否か判定
05 ・・・ 2次抽選に外れた場合のみ、3次抽選が開始される
06 ・・・ 3次抽選として、抽選枠のうち『抽選3』のレアを落とすか否か判定
07 ・・・ 3次抽選に外れると『消耗品/メセタ/空箱』などから抽選が行われる

抽選の一例 □□□
※ レアの抽選が必ず行われるため、期待値は高い
難易度 (N) 難易度 (H) 難易度 (VH) 難易度 (ULT)
坑道





2
抽選 1 −−− (0.488281%)

マグ
(0.488281%)

ファイナルインパクト
(0.000668%)

ラブハート
抽選 2 (0.390625%)

マグ
−−− −−− (0.006104%)

マジカルピース
抽選 3 −−− −−− −−− (0.009918%)

エリュシオン


└──[基礎知識]──→ セクションID
ドロップアイテムを左右する最たる要因が『セクションID』と呼ばれるもの。
キャラクターネームとして使用した文字列の組み合わせによって『青/黄/赤』など、
全10色の『セクションID』のうち1色が、キャラクターへと割り当てられる。
当然ながら、キャラクターの作成後は変更できない (リネームが出来ないため)
そのため、名前の末尾に『空白』などを挿入することで、
好みの『セクションID』を割り当てるハンターズが散見された。

アイテムのドロップテーブルも『セクションID』ごとに全10種類が用意されており、
パーティリーダーの『セクションID』に準ずるアイテムのみがドロップする。
特定の『セクションID』でしかドロップしない『特産レア』も多数存在するが、
どの『セクションID』でもドロップする『汎用レア』に関しては、
ほぼ同等のドロップ率が割り当てられているため、さほど確率的な優劣は無い。

└──[基礎知識]──→ レアエネミー (遭遇率 0.1%の奇跡)
レアアイテムを狙う際のキーマンとなるのが『レアエネミー』という存在。
特定のエネミーとの遭遇時に、わずか『0.1%』という確率で出現するもので、
その大半がレアリティの高いアイテムを所持するものの、
レアな代物のドロップ率は『0.1%〜4.2%』ほどとなっており、
その姿を目撃できたとしても、ぬか喜びに終わるケースが大半である。
下記のドロップテーブルでは『赤文字』で表記しているので、ぜひチェックを。
※ いずれの確率も『解析神』の解析資料より

なお、レアエネミーを強制召喚する『リューカー往復』という小技もありますが、
本体が壊れても責任は負いかねますので、自己責任のうえお試しあれ。

レアエネミーを強制召喚
禁忌の『リューカー往復』を徹底解説
□□□
→ アクセスする



――― [ PCPSO : エネミーのドロップテーブル ]
└──[セクションID]──→ VIRIDIA (深緑色)
└──[セクションID]──→ GREENILE (緑色)
└──[セクションID]──→ SKYLY (水色) ・・・ 0.000002%の憂鬱
└──[セクションID]──→ BLUEFULL (青色)
└──[セクションID]──→ PURPLENUM (紫色)
└──[セクションID]──→ PINKAL (桃色)
└──[セクションID]──→ REDRIA (赤色)
└──[セクションID]──→ ORAN (橙色)
└──[セクションID]──→ YELLOWBOZE (黄色)
└──[セクションID]──→ WHITILL (白色)


――― [ PCPSO : コンテナのドロップテーブル ]
└──[セクションID]──→ VIRIDIA (深緑色)
└──[セクションID]──→ GREENILE (緑色)
└──[セクションID]──→ SKYLY (水色)
└──[セクションID]──→ BLUEFULL (青色)
└──[セクションID]──→ PURPLENUM (紫色)
└──[セクションID]──→ PINKAL (桃色)
└──[セクションID]──→ REDRIA (赤色)
└──[セクションID]──→ ORAN (橙色)
└──[セクションID]──→ YELLOWBOZE (黄色)
└──[セクションID]──→ WHITILL (白色)