「E3:2005」では動画公開も視野に - 「PSU」開発陣へのインタビューを総括
2005/04/08(金) - 23:20

 本日発売のゲーム情報誌「電撃プレイステーション」にて、 「ファンタシースターユニバース(PSU)」の最新情報ほか、同タイトルのスタッフを勤める中裕司氏、 見吉隆夫氏、酒井智史氏を交えてのインタビューが掲載されています。 以下、インタビューや誌面で明かされた情報から気になる事項をピックアップ。

――「PSU」の開発コンセプト
 ストーリー性のあるRPGとしての面白さだけではなく、 オンライン要素も楽しめるつくりを目指す。 オンライン要素についてはまだ詳しく言えない。

――「アンドロイド」の名称が「キャスト」に - 「獣人」の存在も
 「PSO」において「アンドロイド」と称された種族は「キャスト」と呼ばれる。 「PSO」では男性型及び女性型それぞれに「レイキャスト」や「レイキャシール」といった 名称が存在したが、今作「PSU」では「キャスト」が総称となる模様。 また、その存在がウワサされていた「獣人」については、 開発スタッフの酒井氏がその存在を認めています。

――「SEED」のほか「原生生物」や「変異種」との戦いも
 現在判明している敵対生物「SEED」のほかにも、 「原生生物(Native?)」や、「seed」の影響で凶暴化した「変異種(A.Beast?)」、 ロボット型の「マシナリー(Machine?)」といったエネミーが登場。

――キャラクターへの拘り:各キャラクターにはボイスも
 モーションキャプチャーによる綿密な動きを実現するほか、 各キャラクターのボイスには豪華声優陣を起用。キャラクターへの拘りも「PSU」のコンセプトの一環。

――音楽
 既に海外の有名スタジオで楽曲を収録中で、 ボーカル曲にも力を入れている。

――世界観
 SFという共通事項こそあれ、細部の設定は完全なオリジナル。 3つの惑星それぞれに独自の文化や歴史があり、種族間では対立や協力といった構図も。 従来の「ファンタシースター」シリーズのファンが喜ぶ仕掛けや設定も隠れている。

――バトルシステム
 バトルはリアルタイムで進行。 戦闘そのものには10人も20人も参加するようなことはない。 ある程度の人数でパーティを組むことになる。

――ネットワークモード
 詳細は秘密。オンライン要素を期待しているユーザーにも 納得してもらえるモノにしたい。ここ5年(PSOシリーズ)で蓄積したノウハウを詰め込み、 既存の概念では語れない創造以上のモノを目指している。

――固有のキャラクターとオンラインモードの関係
 オンラインに繋いだ時に、全てのユーザーがイーサンやカレンといった 固有キャラクターでは困る、とだけ。(※オンラインにはキャラクターメイキングをして繋ぐ?)

――今後の展開について
 今年5月に開催される世界最大規模のゲーム展示会「E3-2005」にて、 プレイアブルな動画(ムービーではない)を公開。 また、年末には"PSO:5周年"を記念して何かやりたい。

 以上が国内初公開となる情報の要約です。 危惧されていた「アンドロイド」の存在については、今作「PSU」においてもひとまず健在の模様です。 また、敵対生物であるエネミーの存在にも要注目。 お馴染み「原生生物」や「変異種」に分類されるエネミーが存在するからには、 これらに対応した"属性"といった概念が存在することも考えられます。

 このほか、多数ユーザーが期待する「バトルシステム」については、 10人以下の規模ながら、従来よりも多人数で行動できるような含みのある説明も。 また、「ネットワークモード」や「キャラクターメイキング」については、"次世代PSO"を 期待するユーザーの期待に応える作品を目指すといった旨の頼もしいコメントも。

 ともあれ、まだまだ謎の多い「PSU」。 来月開催される世界最大規模のゲームイベント「E3-2005」における情報の公開に 期待が寄せられます。同イベントの様子については、 当サイトでも追ってお伝えする予定ですのでご期待ください。

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