その続編も構想段階? - 見吉隆夫プロデューサーとの対談記事は必見
2006/05/18(木) - 22:35

 米国は『ロサンゼルス:コンベンションセンター』にて開催された『E3-2006』。 その現地会場にて、シリーズ最新作『ファンタシースターユニバース(PSU)』の開発を指揮する 見吉隆夫プロデューサーに対し、海外のファンサイト『PSO WORLD』がインタビューを敢行。 その一部始終を収めたインタビュー記事が同サイトに掲載されています。

 以下、当該記事より特筆事項をピックアップ。 既報については割愛しますので、その全容が気になるという方は『PSO WORLD』にて、 当該記事を各自ご確認下さいませ。

――戦闘の際に『NPC』に指示を出すといったことは可能でしょうか?
見吉隆夫プロデューサー:
そういった機能はありません。

――『乗り物』に関してお聞かせください
見吉隆夫プロデューサー:
『フローダー』や『ストライカー』といった乗り物は、プレイヤーが自在に加速させたり、 それらをカスタマイズすることが可能です。

――プレイヤーが操作可能な"飛行型の乗り物"はありますか?
見吉隆夫プロデューサー:
任意で操作することが出来る"飛行型の乗り物"はありません。

――私達が未だ知りえない『オフラインモード』に関する情報はありますか?
見吉隆夫プロデューサー:
ストーリーの本筋とは異なる、 サイドストーリー的な"サブミッション"があります。

――従来の『素潜り』に近しいプレイスタイルは健在でしょうか?
見吉隆夫プロデューサー:
はい、同様のエリアも存在します。 既に探索済みのエリアに直接向かうことが出来ます。

――従来の『バトルモード』や『チャレンジモード』と同等の要素は存在しますか?
見吉隆夫プロデューサー:
現段階では、いずれも存在しません。 しかし、将来的には追加されるかもしれません。

――従来の『Maximum Attack』のようなイベントも開催されますか?
見吉隆夫プロデューサー:
はい、オンラインにおけるイベントは企画しています。 イースターやクリスマスなど、祝日向けの祭典もあるでしょう。

――『米国版』と『日本版』とでは、アップデートの内容に差異はありますか?
見吉隆夫プロデューサー:
『米国版』と『日本版』のゲームサーバは独立したものになるでしょう。 日本と米国とではリリース日程も大きく異なります。 しかし、アップデートの内容については、いずれも同等のものになるでしょう。 アップデートの間隔はリリース日程に基きます。 日本では米国の3ヶ月前にリリースされるため、 米国では必然的に3ヶ月ほど遅れてのアップデートとなるでしょう。

――『Xbox360版』のサーバは独立したものになるのでしょうか?
見吉隆夫プロデューサー:
それは最終決定ではありません。
(PSO WORLD:インタビュアーがコミュニティーの分断に懸念を示したところ、 見吉プロデューサーはこれを理解してくれたように見えました。 そのスタンスが再考される可能性も…?)

――ボイスチャット機能は『Xbox360版』のみ対応するのでしょうか?
見吉隆夫プロデューサー:
それは『Xbox360版』のみとなります。

――『Wii』または『PS3』に『PSU』を展開する計画はありますか?
見吉隆夫プロデューサー:
(見吉プロデューサーと、その通訳さんから笑われつつも…)
現時点では考えていません。 それらのプラットフォームで如何に楽しく遊べるかといった フィードバックがユーザー側から得られた後に再考します。

――あなた自身は、これらのプラットフォームでゲームを作りたいですか?
見吉隆夫プロデューサー:
(セイバーを振りかざすジェスチャーを行いつつ…)
『Wii』のコントローラーでゲームが出来たら楽しそうです。 『PS3』のコントローラーでは何かを運転するようなものも良いでしょう。

――『タイプセレクト』について
見吉隆夫プロデューサー:
キャラクター自身の『Lv』とは異なり、各タイプの『Lv』は最大20まで上昇します。

――米国におけるリリース日程や、月額料金についてお聞かせ下さい
見吉隆夫プロデューサー:
米国において『Xbox360版』が今年の秋に発売されますが、 それ以上の詳細は持ち合わせていません。

――海外でも『クローズドβトライアル』は実施されるのでしょうか?
見吉隆夫プロデューサー:
米国でも『クローズドβ』を行います。

――『PSO』のように"続編的なエピソード"も登場しますか?
見吉隆夫プロデューサー:
私達は続編の開発も視野に入れています。 私はこれ(PSU)を長期的なプロジェクトと見なしています。 従って、将来的には"続編的なエピソード"が登場することも考えられます。 具体的には、まだ何も決まっていませんが。

――『PSU』における"不正対策"について聞かせて下さい
見吉隆夫プロデューサー:
私達は『nProtect Gameguard』の導入を計画しています。 ネットワークの担当部署には、多くの新技術を与えています。

――ファンの皆さんにメッセージを
見吉隆夫プロデューサー:
ファンの皆さんには、まず最初に『ストーリーモード』を楽しんでほしい。 その後に『オンラインモード』をプレイすると、より刺激的です。 私は『PSU』を長期的なプロジェクトとして見なしています。 皆さんも出来るだけ長くゲームを楽しんで下さい。

 本邦初公開となる稀少な情報が目白押しの同インタビュー。 本編すら音沙汰無しといった現状ながら、既に続編的なエピソードも構想段階という本作品。 こうした吉報とは対照的に、各国のゲームサーバが分断されるといった驚きの発言も。

 必見のインタビュー原文は、後述の関連リンクより御覧下さいませ。